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甲状腺の病気は経験の積んだ専門医なを受診すれば確実な診断と治療が受けられます

医師によっては、見逃されることもあります

甲状腺の病気の疑いがあるときは、できれば最初から甲状腺の専門医を受診することをおすすめします。

 

そうはいっても、ばくぜんとした症状の場合、すぐに甲状腺の病気と想定することはむずかしいかもしれません。

 

ふつうは、疲れがひどかったり体重が減ったりすると一般内科へ、もの忘れやうつのような症状なら心療内科や精神科へ、といった選択になるでしょう。

 

しかし、甲状腺疾患は、専門外の医師では見逃されてしまうおそれがあります。
糖尿病や心臓病、肝臓病、あるいは婦人科疾患、精神疾患などと誤診され、その結果、原因が甲状腺にあることに長い間気づかないまま、まちがった治療をつづけてしまうケースが多いのです。

 

甲状腺の専門医を受診すれば、こういったことが避けられます。

 

 

専門医を受診することのさまざまなメリット

確かな診断

経験を積んだ専門医ですと、患者さんが診察室に入ってきたときの顔色や歩き方、声の調子などで、さらに首のはれをさわる(触診)ことによって多くの情報を得ることができます。

 

血液検査の数値などを読む場合も、専門家としての技量や習熟度を生かして、確実な診断ができます。

 

内科・外科の両面から治療

甲状腺の病気は、行体的な面だけでなく精神而にも影響があらわれることが多く、診断や治療には専門的な知識が求められます。

 

また、治療でも、内科と外科の両面からのアプローチが必要です。専門医なら、臨床経験が豊富で、先端的な医学情報にも通じていますので、対処できます。

 

継続的な治療

甲状腺の病気は、10年、20年と、慢性的な経過をたどることが少なくありません。

 

このような病気では、継続性が重要です。1人の医師が、経過を観察し、患者さんと話し合いながら治療をつづけることで、患者さんも安心して気長に療養に取り組むことができます。

 

妊娠・出産のケア

甲状腺の病気は、女性の妊娠・出産と深いかかわりがあります。患者さんの生活面や精神面のケアも大切なため、病院によってはカウンセリング部門を設け、きめこまかな診療を行っているところもあります。

 

甲状腺専門医の探し方

甲状腺専門医は、全国的に見ても多くはありません。次のような方法で探してみましょう。

総合病院を受診する場合

甲状腺専門医は、内分泌科、内分泌代謝科、あるいは内科、外科に置かれている場合もあります。最初に、総合案内で相談してみるとよいでしょう。

 

専門病院を受診する場合

甲状腺疾患だけを専門とする病院やクリニックは、ベテランの専門医たちによって、総合的な診断・治療が受けられる医療機関です。
専門病院の情報は、「日本甲状腺学会」ホームページで得られます。このページには、全国の認定専門医施設と認定専門医の名簿が掲載されており、都道府県別に閲覧できるようになっています。
【日本甲状腺学会ホームページ】 http://www.japanthyroid.jp/

 

紹介状を書いてもらう

集団検診や人間ドックで甲状腺の異常が見つかった場合は、紹介状を書いてもらえます。

 

また、信頼できる「かかりつけ医」がいる人は、相談をして、そこから専門医を紹介してもらうとよいでしょう。

 

 

医師の診断は問診と触診で情報を得ます

「問診」診断・治療に必要な基礎データを得る

ほとんどの病院が問診票を用意しており、患者さんにあらかじめ記入してもらうようになっています。

 

症状

まず医師は、どんな自覚症状があるかを質問します。甲状腺機能亢進症、あるいは甲状腺機能低下症に特有のものか、症状はいつごろはじまったか(気づいたか)、などです。

ポイント

気になる症状などをメモして持参すると、医師に説明するときに役立ちます。

 

家族歴

家族(両親、祖父母、叔父叔母、兄弟姉妹など)に、バセドウ病や橋本病など、甲状腺の病気になった人がいるか質問されます。

ポイント

甲状腺疾患は遺伝性のある病気ですので、事前に、可能な範囲で調べておきましょう。

 

喫煙・飲酒

タバコは、バセドウ病の寛解率や眼球突出にかかわります。また、甲状腺機能の異常は肝機能に影響します。喫煙や飲酒の習慣は病気の経過を左右するため、答えられるようにしておきましょう。

 

副作用

過去に抗甲状腺薬を飲んで、アレルギーなどの副作用があった人は、必ず医師へ伝えて下さい。治療方針を左右する重要なポイントです。

 

 

「触診」甲状腺だから可能な医師の手による診断

甲状腺は他の臓器と違って体の表面の近いところにありますので、皮膚の外から触れることが出来ます。この特徴を生かして行うのが触診です。熟練した医師の手で触るとさまざまな情報が得られるのです。

 

はれ

全体的に大きくはれていてさわると拍動を感じる、弾力があるといった場合はバセドウ病が考えられます。

 

しこり

しこりの人きさ、かたさ、動き(癒着していて動かない場合は、がんが考えられる)、1つか複数か、押すと痛むか、などを確かめます。良性か悪性かが、触診でほとんど判断できるのです。

 

こうして、触診によって人体のところを把握しておくと、次にどんな検査が必要か、数値は何を中心に見るかなどがつかめ、不必要な検査をしないですむ場合もあります。

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