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不整脈を招くのは心臓や日常におけるストレスが原因です

不整脈の多くは、心臓などの病気がある人に起こります

不整脈の原因はさまざまですが、何らかの病気が関係して起こることが多く、なかでも最も多いのが心臓病です。

 

原因となる心臓病は、冠動脈の狭窄や閉塞による狭心症・心筋梗塞と、心臓の筋肉に病的変化が起こって機能が低下する心筋症の占める割合が高くなっています。そのほか、心不全、心膜炎、心臓弁膜症などが関連するものもあります。

 

肺の病気では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が関係するものがみられます。十分な酸素を体内に取り込むことができなくなって、心臓に負担をかけ、その結果、不整脈を招くのです。

 

 

心臓に負担をかけるという意味では、高血圧も原因となります。

 

さらに、心臓の働きに影響する甲状腺ホルモンの分泌が多すぎたり少なすぎたりする甲状腺機能亢進症・低下症や、血管にダメージを与えて高血圧や心臓病を招くことから糖尿病も原因となります。

 

 

不整脈を起こしやすくする原因にはストレスや過労もあります

不整脈は、「自律神経」の働きにも影響を受けます。ふだん、私たちは自分の意思で心臓を動かしてはいません。意識しなくても臓器が働いているのは自律神経のおかげです。

 

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、バランスよく働くことで体の機能がコントロールされています。たとえば、活動するときには交感神経が優位になり、心臓の拍動も速くなります。休息するときは副交感神経が優位になり、拍動もゆっくりになります。

 

 

自律神経の働きは、ストレスや過労などがあると乱れます。その結果、不整脈が起こることがあるのです。

 

 

同じ種類の不整脈でも危険度は原因によって違います

不整脈の多くは、それだけならあまり心配する必要がないのです。しかし、同じ種類の不整脈でも原因となる基礎疾患があるかどうかによって、「突然死」などの危険度が大きく異なります。

 

原因となる病気のある人、とりわけ心臓の病気がある人に不整脈が起きた場合は、もとの病気の治療をしっかり行うことが大切です。

 

 

 

不整脈の怖いところとはどこでしょうか

そもそも不整脈は健康な人にも起こっています。たとえば、走ったときなどに心拍数が100回を超えるようなことはよくあります。これは医学的には「洞性頻脈」と呼ばれる状態で、いわば不整脈の一種です。

 

また、睡眠中は心拍数が50回未満になることもありますが、これも「洞性徐脈」といって、不整脈といえなくもありません。

 

つまり、検査で不整脈が発見されたとしても、治療が必要な病気ばかりではありません。ほとんどの不整脈は、特に治療をしなくて大丈夫なものなのです。

 

 

突然死につながったり、脳梗塞、心不全を招くものがある一方、不整脈のなかには油断してはいけないものもあります。

 

最も危険なのは不整脈自体が突然死を起こすものです。代表的なのが「心室細動」で、突然死の原因で最も多いとされています。

 

また、突然死に直接つながるわけではなくても、脳梗塞を引き起こす「心房細動」などもあります。心房細動や高度の徐脈性不整脈は、心不全を起こすこともあります。これらも危険な不整脈といえます。

 

 

不整脈があるとわかったら、それがどの程度危険か、治療が必要なのか、まずは確認することが大切です。

 

 

治療が不要の不整脈も経過観察が必要?

不整脈が見つかっても、心配のない一時的なものとわかれば特に経過観察も必要ありません。ただし、すぐに治療はしなくても、経過観察が必要なことはあります。医師に定期的な心電図検査などを勧められたら、受けておきましよう。

 

また、その後、不整脈の原因となる心臓病が見つかったり、発作が増えたりした場合は要注意です。改めて検査を受けてください。

 

 

命にはかかわらなくても症状で困っていれば治療の対象です

「命に別状はないので、治療しなくても大丈夫ですよ」と医師に診断されても、本人は不快な症状に悩まされていることもあります。

 

こんな場合、不整脈そのものの危険度は低くても治療の対象になります。治療をするかどうかは、不整脈の危険度と併せて、患者さんがどの程度困っているかによって決まります。動悸や不安感などで日常生活に支障があるようなら、症状を抑える治療が行われます。

 

困っているなら遠慮せず、医師に相談してください。

 

 

心配のない不整脈と危険な不整脈とは?

不整脈が見つかった場合でも、すべてのケースで治療が必要なわけではありません。不整脈の治療の目的は、命にかかわる危険な状態を防ぐことと、不整脈の症状による苦痛や生活の支障を取り除くこと。つまり命にかかわる危険なものでなく、症状で困っていなければ、放っておいてもよいのです。

 

治療が必要かどうかを決める最大のポイントは、その不整脈により命にかかわる危険があるかどうかです。不整脈には、不整脈そのものが引き起こす突然死をはじめ、脳梗塞、心不全、失神などのリスクがあります。これらを起こす不整脈は放っておくわけにいきません。

 

たとえば、突然死の危険が高いものには、「心室細動」「心室頻拍」などがありますし、脳梗塞を招く不整脈には、「心房細動」「心房粗動」などがあります。一方、「期外収縮」「右脚ブロック」「洞性徐脈」などの不整脈は、まず、そのようなリスクがありません。ひと口に不整脈といっても、夕イプによって危険度は全く異なります。

 

 

どんな人に起きたかによっても危険度が違ってくきます

不整脈の危険度には、タイプと併せて、考慮しなければならない点があります。同じタイプの不整脈であっても、患者さんの持病の有無、その背景などによって、危険度が違ってくるのです。特に、心筋梗塞や狭心症、心筋症、弁膜症といった心臓疾患がある人は、より危険度が高くなります。

 

 

不整脈の治療の必要性は、どういうタイプの不整脈が、どういう持病のある人に起きているか、を考え合わせて検討することになります。

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