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めまいや難聴を引き起こす病気とその治療法には様々なものがあります

突発性難聴は早期治療で聴力回復の可能性があります

突発性難聴は突然聞こえにくくなりめまいが起こることもあります

突然何のきっかけもなく片方の耳に難聴が起こり、原因がわからないものを突発性難聴といいます。障害を受けるのは内耳の部分で、感音難聴のひとつです。

 

難聴の程度は耳がつまった感じがする程度のものから、まったく聞こえなくなる超高度難聴までさまざまです。多くの場合、片側の耳に起こり、耳鳴りもいっしょに起こってきます。めまいは約40%程度の人にみられ、検査をすると約70%位の人に内耳の前庭障害が見つかります。

 

めまいが先に起こる例もあり、メニエール病の初期と間違えることもありますが、突発性難聴の発作は一回限りです。しびれなどの神経症状はありません。

 

 

早期に薬物療法を行って聴力を取り戻します

原因としては、音を電気エネルギーに変えて神経に伝える内耳で、一時的な血流障害やウイルス感染などが起こっているのではないかとの説がありますが、はっきりした原因はわかっていません。

 

感音難聴は、いったん障害が起こると、治療しても聴力が戻らないのがふつうですが、突発性難聴の場合は、治療で聴力の回復が望める数少ない例の一つです。

 

治療は早いほどよく、とくに発症して1〜2週間までが決め手となります。治療が遅れると、聴力がそのままになってしまい元に戻りません。

 

入院が望ましく安静にして、ステロイド薬の点滴または内服、末梢血管拡張薬、血流改善薬、ビタミン剤などの内服か点滴などを行います。星状神経節ブロック、混合ガス療法などを行う例もあります。

 

聴力の回復は1カ月くらいかかる例が多く、一部の周波数に対応した聞こえの障害や耳鳴りが残る場合もあります。また聴力検査上で聴力が回復しても、ゆがんで聞こえたり、あるいは響いて聞こえることがあります。

 

 

外リンパ瘻は手術で修復する方法もあります

内耳の窓が破れ、外リンパ液が漏れてきます

突然難聴とめまいが起こる病気のひとつに外リンパ瘻があります。中耳圧と内耳圧、脳内の髄液圧のバランスが急激にくずれ、内耳と中耳の境にある前庭窓(卵円窓)か蝸牛窓(正円窓)、あるいはその両方が破れて、内耳の外リンパ液が中耳に漏れる病気です。

 

最初に強いめまいが起きて、急激に難聴が進む場合が多いのですが、めまいは起こらないこともあります。耳鳴り、耳づまり感があったり、からだがふらつく、うまく歩けないといった症状が出ることもあります。

 

きっかけは、鼻かみ、くしゃみ、せき、いきみ、排便、分娩などがあります。また、重いものを持ち上げたり、スキューバダイビングや登山、飛行機での気圧の変化などで起こることもあります。内耳の窓が破れるときに、ポンという音(ホップ音)が聞こえたという人もいます。

 

こうしたことがあって、数時間から数日後に発作が起こる例が多くなっています。

 

安静にして手術を行うこともあります

確定診断には、試験的鼓室開放術を行ってリンパ液のもれを確認します。

 

治療はできるだけ早くはじめることが大切です。一週間くらい、かがんだり、いきむといった頭蓋内圧を高めるような動作をしないで、安静にして頭の位置を少し高くしておき
ます。

 

そしてステロイド薬の点滴または内服、末梢血管拡張薬、血流改善薬、ビタミン剤などの内服か点滴などを行います。星状神経節ブロック、混合ガス療法などを行う例もあります。効果があらわれないときは手術を行います。

 

 

前庭神経炎のめまいは薬でよくなります

安静にして薬物療法を続けます

突然、激しいめまいが数時間続き、吐き気や嘔吐が起こり、耳鳴りや難聴などの症状がない場合、前庭神経炎の可能性があります。前庭神経炎は平衡感覚をつかさどる前庭神経だけがおかされるため、強いめまいが起こりますが、耳鳴りや難聴は起こりません。

 

めまいはグルグル回る回転性の場合が多く、2〜3日続きますが、その後はフラフラとした感じになり1カ月〜数カ月続くこともあります。一度おさまるとくり返すことはありません。
温度眼振検査で冷たい空気や水を片方ずつ耳に送り込むとヽ障害が起きている側では前庭の機能を失っているため眼振が起こりません。

 

治療は内耳血流改善薬などの抗めまい薬以外に、前庭に栄養を送るための血管拡張薬やビタミン剤、ほかに炎症を抑えるステロイド薬を使うこともあります。おう吐が強いときは、制吐薬を服用することもあります。

 

めまいが強い場合はできるだけ安静にするためヽ一定期間入院をすすめられる場合もあります゜前庭の働きは1〜3カ月くらいで回復しますが、なかなか回復しない場合は、のまいも長く続きます。

 

 

めまいが鎮まつてきたら、平衡訓練も有効です

しかし、このめまいは必ず治るので、不安に思わず気長につき合う気持ちが大切です。早く治すためには平衡訓練も有効です。強いめまいがおさまったら、積極的にからだを動かすことも大切です。

 

残業をしたり睡眠不足、ストレスが重なると、なかなか軌道修正ができません。医師から許可が出るまでは、お酒もたばこも控えるのかよいでしょう。

 

病気の原因はよくわかっていませんが、かせなどのウイルス感染に続いて発症することが多いともいわれます。

 

 

聴神経腫瘍は手術や放射線で治療します

難聴・めまいだけでなく、神経マヒなどもあらわれます

前庭神経と蝸牛神経は第八脳神経(聴神経)として、内耳から内耳道を通り脳幹(中枢)に入っていきます。聴神経腫瘍の多くは、この内耳道の中に小さい腫瘍として発生します。ほとんど片方のみに発生し、ゆっくりと大きくなります。

 

多くの場合は、電話の声が聞こえにくい程度の軽い難聴ではじまり、耳がふさがった感じがするなどと訴える患者さんもいます。また、突発性難聴と同様に、突然聞こえが
悪くなって発症する場合もあります。

 

めまいはフラフラした感じのものが多く、難聴と同時に起こったり、めまいに気づいてから思い起こすと、耳鳴りもしていたという例もあります。このため、初診では突発性難聴やメニエール病と間違われることもあります。

 

腫瘍がだんだん大きくなると、聴力と平衡障害だけでなく、顔面神経にも圧迫が加わり顔面神経マヒが起こったり、さらに発達してくると小脳障害のために手足がうまく動
かない、のみ込みがうまくできないといった症状があらわれます。

 

早期に摘出して聴力を保存します

聴神経腫瘍はがんとは異なり良性です。以前は大きくなってからの発見が多かったのですが、最近は小さいうちに発見できる例が多くなっています。レントゲンで内耳道の拡大がみられたら、CTやMRIで検査します。聴力検査、めまい検査も重要です。

 

初期の聴神経腫瘍は耳鼻咽喉科で摘出する例もあります。手術の方法は、腫瘍の大きさ、位置などによって異なります。どの方法でも手術に要する時間は4〜8時間くらい、入院は2週間程度です。

 

病気が早期の場合は、蝸牛神経への圧迫を除けば、聴力が戻ったり、現状を維持することができます。また、ガンマナイフという放射線治療で病気の進行を抑える方法もあります。

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