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難聴の検査の種類

めまい、耳鳴りがあるときは、難聴の検査も必要です

めまいの原因のうち、かなり多くのものは内耳の病気です。内耳ではからだの平衡を保つ器官である耳石器と三半規管、聴覚をつかさどる蝸牛という器官が接近していて、1つの管でつながっています。

 

そのため内耳の病気でめまいが起こった場合、しばしば聞こえにも変化があらわれます。めまいの検査では、耳鳴りや難聴などの症状を自覚していない場合でも、聞こえの検査をすることが必要です。

 

耳鳴りを訴える人の70〜80%は何らかの難聴があるようです。難聴は人によっては、相当進まないと気がつかないことがあります。

 

めまいや耳鳴りがあるときは、難聴の検査も必ず行うことが大切です。

 

 

標準純音聴力検査で難聴の有無、種類、程度を調べます

一般に聴力検査というときには、純音聴方検査のことをいいます。この検査は、周囲の雑音を遮断した防音室でオージオメーターという器械を使って行います。難聴の有無、種類、程度を調べることができます。

 

音の伝わり方には、空気中を伝わる空気伝導(気導)と、骨から直接内耳に伝わる骨伝導(骨導)の二つのルートがあるため、気導聴力検査と骨導聴力検査が行われます。

 

気導聴力検査

まず、ヘッドホンを両耳に当て、125ヘルツから8000ヘルツまでの間で、7種類の高さの異なる音の聞こえを調べます。左右別べつに検査を行い、どこまで小さな音が聞こえるかを調べます。

 

この検査では、外耳炎や耳垢栓塞など外耳道の病気や中耳の病気、つまり伝音系の病気があるかどうかがわかります。

 

 

骨導聴力検査

骨導受話器を耳の後ろに当て、皮膚を通して直接骨に音の振動を与え、内耳の蝸牛か刺激します。この検査では蝸牛より後ろの音の経路(感音系)、蝸牛や聴神経の障害がもかります。感音系の病気では、気導と骨導の両方で聴力の低下が認められます。

 

聴力図(オージオグラム)

検査の結果は聴力図に記載します。聴力図の横軸は音の周波数(単位=ヘルツ)で、右にいくほど音が高くなります。縦軸は聴力レベル(単位=デシベル)で下にいくほど難聴の程度が高いことをあらわします。

 

少し聞こえが悪い場合を軽度難聴、かなり聞こえが悪い場合を中等度難聴、ほとんど聞こえない場合を高度難聴、まったく聞こえない場合を超高度難聴(聾)とします。

 

右の気導聴力を(○)、骨導聴力を([)左の気導聴力を(×)、左の骨導聴力は(])であらわします。

 

難聴の原因を調べる検査

難聴の原因がどこにあるかを調べる検査には次のようなものがあります。

 

自記聴力検査

ヘッドホンを耳に当て、オージオメーターからの音が聞こえたらボタンを押しま宋音はだんだん小さくなります。聞こえなくなったらボタンを放します。検査結果では、TI型が正常か伝音難聴、H型が内耳性難聴、m・W型が後迷路性難聴、v型が心因性難聴とされています。

 

SISI検査

内耳に障害がない場合、私たちの耳はIデシベル程度の音量の変化には気づかず、聞き過ごすことができます。内耳性難聴では音量のごく小さな変化に敏感になり、わずらわしく感じます。

 

この検査では、ヘッドホンで一定の音を聞いている途中で、一デシベル大きくした音を20回流します。大きくなったことに何回気づいたかを%であらわし
ますが、内耳性難聴では、この数値が60%以上、ほとんど100%になります。

 

語音聴力検査

日常生活では音はただ聞こえればよいのではなく、言葉として聞き分けられることが重要です。

 

語音聴力検査では、日常会話で使われる「ア・イ・・・」「ガ・ギ・:」といった語音(話し言葉の音)が、どの程度の音の大きさだと、どの程度聞こえるかを調べます。外耳道や鼓膜、耳小骨などの異常による伝音難聴では、音が大きくなればほとんど100%言葉を聞き取ることができます。

 

蝸牛やそれ以降の経路に異常がある感音難聴では、音が大きくなっても言葉の聞き取りが100%にならないことがあります。

 

聴性脳幹反応検査(ABR)

脳波を利用した聴力検査で、眠っている問に音を聞かせ、反応する脳波をコンピュータを使って記録し聴力を判定します。脳腫瘍による難聴の診断に役立ちます。また、乳幼児や意識レベルの低下があって、一般の聴力検査ができないときにも実施します。

 

ティンパノグラム

耳硬化症、中耳腔に液体がたまる滲出性中耳炎なとの診断に使う検査です。外耳道の入口に耳栓をして検査をします゜耳栓には小さいスピーカーとマイクロフォン、空気の圧力を送るポンプが入っています。ポンプによって外耳道の圧力を変え、そのときに音が鼓膜にどのように伝わるかを調べます。

 

耳管機能検査

耳管はふだんは閉じていてヽつばを飲み込んだりすると開いてヽ中耳内の空気圧を調整します。管機能検査ではヽ鼻から音を入れて耳管の開閉機能を調べます。

 

電気鼓室岬検査(EPT)

まったく聞こえない耳でも、聞こえの経路の聴神経が生きている場合には、人工内耳によって音が聞こえるようになる可能性があります。電気鼓室岬検査は特殊な検査ですが、神経が生きているかどうかを調べるものです。

 

麻酔をした鼓膜を通じて電極を中耳の奥に挿入し、この電極に電気を通すことによって音を感じるかどうかを検査します。神経が生きている場合には音として感じます。

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