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生理や妊娠時の喘息発作の対応と治療薬

月経前後の喘息発作はピークフローで関連を検討します

喘息の患者さんのなかには、月経前あるいは月経開始後にきまって喘息の症状が悪化する人がいます。月経が喘息を誘発すると考えられがちですが、喘息の誘因は多種多様で、月経が直接の誘囚とは限りません。

 

できればピークフロー値を測定して経過を観察し、月経とのかかわりがあるかどうか検討することがすすめられます。月経が関与していると考えられる場合は、時期に合わせて、予防的に吸入ステロイド薬や気管支拡張薬をふやしてみる方法などが考えられます。

 

 

喘息治療薬はほとんど妊娠に影響ありません

妊娠との関連もあり薬を敬遠する患者さんもいますが、喘息の治療で使われる薬が、妊娠の経過に影響をおよぼすことはほとんどありません。

 

母親の使っている薬が胎児に影響する可能性があるのは、妊娠三週から一二週くらいの期間です。この期間は、喘息のあるなしに関係なく、できるだけ薬をのまないようにするのが無難です。

 

なお月経痛がある場合、自己判断で薬を使うと、アスピリン喘息を起こすことがあります。鎮痛薬は必ず医師に相談して処方してもらいましょう。

 

 

内服薬より吸入薬を優先します

妊娠を希望する場合は、必ず医師に相談してください。妊娠中に喘息のコントロールが卜分でないと、発作が起きたときの低酸素により、胎児の発育に影響をおよぼすことがあります。

 

医師は妊娠期間中に喘息発作が起こらないことを最優先に治療方針を決めます。安全性が確立されていない薬は、もちろん使いません。

 

吸入薬は内服薬より胎盤を通過する可能性が低いので、吸入ステロイド薬やインタール、吸入のべ1夕刺激薬を選ぶようにします。

 

 

出産時の発作は起こっても軽症の場合が多いです

妊娠により喘息が悪化する人は、妊娠前から重症の患者さんに多いことがわかっています。ただ前回の妊娠で喘息が悪化した場合は、そのことも医師に伝え、発作を起こしにくくするように管理していくことが大切です。

 

喘息の発作は、気候が不安定な春先から梅雨どきと、秋口といわれています。からだに負担がかかる妊娠後期からお産の時期が、このシーズンに重ならないように計画的に妊娠するのもひとつの方法です。

 

妊娠中に発作が起きたときの対処法は医師と相談しておきましょう。一般的には、ベータ刺激薬を20分おきに3回くらい吸入してよくならなければ、病院でみてもらいます。

 

出産の際に発作を起こすことは、あまりありません。起こっても軽度のことが多く、気管支拡張薬と酸素吸入で対応できることが多いようです。

 

いずれにしても医師は慎重に対応しますから、取り越し苦労はしないことです。産科の主治医にも喘息であることを伝えて、万全の準備をしてもらいましょう。

 

 

「案ずるよりは産むがやすし」 とくに喘息の予防的な治療が進んでいる今日では、医師と二人三脚で喘息をコントロールしていけば、通常の妊娠・出産と変わることなく、健康な赤ちゃんを授かることができます。

 

 

喘息と遺伝の関係を気にする必要ありません

喘息の患者さんは、病気が子どもに遺伝するのではないかと心配しがちです。

 

たしかにアトピーの素因は遺伝の要素がありますが、生まれる子どもに必ず受け継がれるわけではありません。またアトピー素閃があっても、喘息を発症するとは限りません。
喘息は環境的な囚fなどの影響が人きく、非アトピー型喘息もありますから、遺伝の問題を大きく考えることは現実的ではないでしょう。

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