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薬が原因の喘息を防ぐにはどのようにしたらよいのでしょうか

非ステロイド系の解熱消炎鎮痛薬は要注意です

喘息の患者さんのなかには、特定の薬に誘発されて、喘息発作を起こす人がいます。とくに注意が必要なのはアスピリン喘息です。鼻水、せきに続いて呼吸困難に陥り、救急外来での治療が必要になります。

 

アスピリン喘息は、文字どおりアスピリンが誘因となって起こる喘息ですが、ほかにインドメタシン、フェノプロフェン、イブプロフェン、メフェナム酸といった非ステロイド系の解熱消炎鎮痛薬(X帥とじこも発作を誘発します。ほんとうの名前は非ステロイド系解熱消炎鎮痛薬過敏喘息のほうがよいのかもしれません。

 

 

アスピリン喘息は、喘息の患者さんの約一割にみられ、お子さんではまれにしか起こりません。30〜40歳代になって発症した患者さんに多く、2対3の割合で女性に多くなっています。

 

喘息に慢性副鼻腔炎や慢性鼻炎などの鼻の病気を合併している人の70〜80%以上に起こっています。喘息が重症化するほど、アスピリン喘息を伴う傾向があり、ある調査では、重症喘息の患者さんのほぼ3人に1人がアスピリンなど非ステロイド系解熱消炎鎮痛薬に過敏であることがわかっています。

 

 

薬局で売っている市販のかぜ薬や肩こり薬も要注意です

アスピリン喘息では、鼻炎や喘息を発症する前は薬をのんでも発作が起こらなかった、という人が少なくありません。鼻炎や喘息にかかってから、アスピリンに対して過敏になった、という人が多いのです。

 

非ステロイド系の解熱消炎鎮痛薬は一般の薬局でも市販されています。かせ薬や生理痛薬、さらに消炎鎮痛のためのパップ剤や塗り薬にも含まれているものがあります。このため、喘息の患者さんは、薬局で買う薬も自己判断で選ばないほうがよいのです。

 

肩こりや腰痛の痛み止めでも、できるだけ主治医に相談してください。アスピリン喘息と確定診断がついた場合は、ほかの科にかかるときもそのことを医師に伝えてください。

 

なおアスピリン喘息は、インタールやロイコトリエン拮抗薬を続けることで軽くなっていくことがあります。喘息は、食品添加物で誘発されもあります。

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