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喘息とストレスの関係

ストレスの負荷が喘息発作につながることがあります

喘息の発作の引き金のひとつとして重要視されているものに、心理的・精神的なストレスが挙げられます。

 

精神神経免疫学という新しい分野の研究によると、ストレス状態が長引いたとき、そのストレスの負荷はアレルゲンと同じような役割を演じるのだそうです。

 

喘息の場合は、ストレス源が患者さんの体内にIgE抗体が作られるのを促進し、気道粘膜の過敏性を高めるように作用します。またヒスタミンなどの化学伝達物質の放出にもかかわり、アレルギー症状を発症させるといわれています。

 

 

ストレスは適当に発散することが大切です

たしかに、患者さんのなかには、喘息の発作が起こる前にイライラしていたりプレッシャーを抱えていた、という例が少なからずあります。ストレスをストレスと自覚しないくらいにがんばりすぎて、体のほうが悲鳴をあげ、喘息発作を引き起こすという例もあります。

 

適度なストレスは緊張感を保ち充実感にもつながりますが、ストレスが大き過ぎると発作の引き金になることがあります。

 

ストレスに押しつぶされないためには、気分を切り換えたり、だれかに話を聞いてもらったりして、適当に発散することが大切です。

 

コントロールがむずかしい場合は、心療内科や精神神経科の医師に相談するのもよいでしょう。自律訓練法などのリラックス法を勉強する方法もあります。喘息を専門とする医師では、そうした専門家とのネットワークを持っている人が数多くいます。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

喘息の治療上の不安は主治医に気軽に相談をしましょう

なかには、発作の苦しさを思い出して不安に思い、眠れない状態が続いて、また発作を起こすという人もいます。喘息という病気がストレス源となり、そのストレス源がまた発作を引き起こす原因になる、これはアレルギー性の病気の特徴かもしれません。

 

しかし、喘息は基本的な治療ができていれば、少しぐらいの精神的な動揺で発作に至ることはありません。心配なことは、山f門家である医師に気軽に相談してください。治療の内容をしっかり理解し、自信をもって取り組むことが発作の卩防につながります。

 

 

呼吸を楽にする腹式呼吸と呼吸筋の鍛練

発作時の呼吸を楽にする腹式呼吸

ふだん私たちは胸郭と横隔膿を動かし、胸式呼吸と腹式呼吸の吋方を行っています。

 

喘息の発作が起こると、息を吐く作業がむずかしくなり、肺に二酸化炭素がたまってしまいます。肺が膨張するため、胸郭を使って行う胸式呼吸が制限されて息苦しくなります。このとき、腹式呼吸がうまくできると、横隔膜と肋間筋が大きく動いて肺の活動を助け、息が吐きやすくなります。

 

腹式呼吸は、それだけをしようと思ってもなかなかうまくできません。ふだんから練習しておくとよいでしょう。腹式呼吸には、リラックス法としての効果もあります。心身の鍛練法である座禅も気功もヨーガも、基本は腹式呼吸です。

 

緊張したりイライラしているときに、おなかのほうまで深く息を吸い込み、ゆっくり吐いていくと、心も自然に落ち着いていきます。忙しいときほど、意識して腹式呼吸を実践すると、気持ちの切替えにも役立ちます。

 

ストローを使って呼吸筋を鍛えましょう

喘息の患者さんは、呼吸筋を鍛えておくのもよいことです。呼吸筋が強化されていれば、多少、気道が狭くなっても比較的楽に息をすることができます。ストローで息を吐く練習をすると、手軽に呼吸筋が鍛えられます。

 

 

十分な睡眠で心身の疲労を防ぎましょう

心身の疲労は気道の過敏性を増長させます

体調がよくないときには、少しのきっかけで発作が起こることがあります。ふだんから過労を避け、睡眠を十分にとることは、喘息の発作を防ぐためにも大切なことです。

 

とくに睡眠は、からだの筋肉疲労をとるとともに、脳の疲労を回復させるために欠かせません。脳は人間の営みのすべてをコントロールするセンターです。脳が疲れると、精神的な面でも身体的な面でも不調になり、喘息の忠什さんでは気道の過敏性が増すことにもっながります。

 

 

発作で目が覚めるときは医師に相談をしましょう

喘息の患者さんは夜間や早朝に発作を起こしやすく、睡眠が浅くなりがちです。睡眠不足のために、日中の生活がうまくできなくなることも少なくありません。

 

夜中に発作が起きて眠れない場合は、長時間作用型のベータ刺激薬やテオフィリンの徐放薬が有効なことがあります。医師に相談してみてください。十分に眠れなかった場合は、日中に20分ほど仮眠をとると、ある程度、寝不足感を解消できます。

 

睡眠は量とともに質を確保することが大切です。睡眠のゴールデンアワーは午後11時ごろから午前2時ごろで、この時間帯の眠りがもっとも深く質がよいといわれています。

 

最近は若い人を中心に、夜遅くまで起きている人がふえています。できるだけその日のうちに寝ることも心がけましょう。日中に運動をするなど、軽い疲労感があると寢つきがよくなります。

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