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喘息の原因ともなるダニやハウスダストの防ぎ方

喘息の患者さんでもっとも多く見つかるアレルゲンはダニとハウスダストです。現代の住まいの多くは気密性が高く、それに伴って多湿化か進んでいます。エアコンで温度管理され、多湿化が進んでいる住まいは、ダニにとって絶好の繁殖環境です。

 

さらにクッションやぬいぐるみ、ペット、こまごまとした家具などが、ダニの死骸や糞を含むハウスダストの量をふやします。犬、猫、小鳥、ハムスターなど毛のあるペットはアレルゲンとなり、ダニのすみかにもなります。

 

アレルゲンの検査をしてダニやハウスダストに対するアレルギーがあると診断されたら、できるだけこうしたものを除去しましょう。

 

 

ダニは摂氏20〜30度、湿度70〜80パーセントの環境を好みます。人間や動物の抜け毛やフケ、カビなどを食べて生息しています。ダニを退治するには、こうした条件をひとつずつ取り除いていけばよいのです。

 

ダニを完璧に退治するのはむずかしいですが、少しでも数を減らし、発作の誘因を遠ざけましょう。

 

 

ホコリやゴミをためずこまめに掃除をしましょう

ダニの数は、ほこりやゴミの量に比例します。ほこりやゴミを出来るだけ少なくするには、こまごまとした家具をなるべく置かないことです。本やビデオ、CDなどはフタのできる棚などにしまいます。この2つを心がけると掃除の負担が相当軽くなります。

 

掃除機には防ダニ機能付きのパックを装着し、できるだけこまめに取り替えることも大切です。掃除中は窓を開け、室内にホコリをこもらせないようにします。排気ゼロの掃除機を利用するのもよいでしょう。

 

家具で水を使える材質のものは、かたく絞った雑巾でホコリを拭き取ります。水を使えないものは、なるべくきれいな雑巾でホコリを拭き取ります。ハタキはホコリを舞い上がらせるだけですから使いません。テレビやCDデッキ、パソコンなどは、ホコリがつきやすいのでこまめに拭き掃除をします。

 

エアコンのフィルターの掃除が行き届かないと、ハウスダストやカビが風に乗って気道を直撃します。

 

風通しをよくすることは、ダニとそのえさになるカビ退治に有効です。天気のよい日は窓を開けて換気をしましょう。押入れや洋服ダンスの中、ピアノや電化製品、家具の後ろ側などにも、ときどき扇風機で風を送るとよいでしょう。

 

窓の結露はこまめに拭き取り、台所や浴室、洗面所の換気もひんぱんにしましょう。

 

 

ふとんやベッドパッドは掃除機をかけて日光に干します。黒い布をかけると、温度が上がり乾燥しやすいようです。湿気を避けるには午後二時ごろまでに取り込みます。ふとん乾燥機を使うのもよいでしょう。

 

寝具は目のつんだ生地でおおうと、かなりダニを防げます。枕の中身は化繊綿やプラスチックパイプ、ウレタンフォームなどがよいでしょう。

 

 

毛のあるペットは飼わないのが原則です

毛のあるペットはフケなどが吸入アレルゲンになります。とくに猫のフケは強力です。フケや毛はダニのえさにもなります。すでに飼っていて手放せない場合は、居間などで飼わないようにします。小鳥やハムスターなどの飼育かごは、こまめに掃除します。

 

ぬいぐるみをf放せない場合は、数を少なくし、ときどき丸洗いして清潔を保ちましょう。

 

 

 

煙やにおいにも気をつけましょう

たばこは周囲の人の発作の誘因にもなります

喘息の誘発因として、たばこなどの煙、いろいろなにおい、化学物質なども挙げられています。とくにたばこは、気竹支を刺激してせきを誘発し、痰の毆をぶやします。また気道の炎症を悪化させ、気道の過敏性を高めます。

 

喘息の患者さんは、たばこを吸って発作を起こすことが多いので喫煙しない人が多いのですが、なかには発作がしずまると、喫煙を再開し、また発作を起こすという人もいます。たばこは何としてでも止めましょう。

 

たばこは本人が吸い込む煙より、受動喫煙といって周囲の人が吸い込む煙のほうが有害だといわれます。とくに喘息の患者さんがいる場所では禁煙を守ってほしいものです。

 

 

花火や線香の煙、台所のにおいにも要注意です

花火や仏壇の線香の煙なども、発作のきっかけになることがあります。蚊取り線香やマット式の殺虫剤のにおいも、発作を引き起こすことがあるので注意が必要です。

 

ダイニングキッチンなどでは、揚げものや焼きもののにおいでゼーゼーする人もいます。料理中は換気扇を回し、できるだけにおいがこもらないようにしましょう。

 

化学物質の吸引も発作の引き金になることがあります。マニキュアや除光液、スプレー、香水の香りに敏感な人もいます。

 

シックハウス症候群やシックスクール症候群といって、化学物質を含む塗装剤や建材などを使った建物で発作を起こす人もいます。壁の塗り替えなどリフォームのときには、材質などにも気をつけることが必要でしょう。

 

ドライクリーニング後の衣服は、おおいをはずして風を通し、ドライ溶液のにおいを飛ばしておきましょう。

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