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喘息治療に吸入ステロイド薬を使う際に気を付けること

自己判断で吸入ステロイド薬を減らしたり休んだりしないで下さい

吸入ステロイド薬は2〜4週間続けると効果が出てきて、ゼーゼーといった喘鳴や発作が起こりにくなります。

 

喘息発作が起こりにくくなったり、軽くなったりすると、病気が治ったのかと勘違いして吸人ステロイド薬を止めてしまったり、吸入回数を減らしてしまう人がいます。これは間違いです。

 

 

吸入ステロイド薬の目的は、発作を起こさないように気道粘膜の炎症を抑えることにあります。高血圧の患者さんが降圧薬で血圧をコントロールしているのと同じで、薬を休むと症状が再燃します。

 

喘息歴が短かったり症状が軽い場合は、気道の状態がよくなったところで慎重に少しずつ薬を減らして、最終的に薬を止められる例もありますが、それには医師の専門的な判断が必要です。

 

喘息の状態がよいからと自己判断で薬を減らしたり休んだりすると、再び炎症が再燃し、気道粘膜が過敏になります。そんなときに発作の引き金となる因子があれば、たちまち発作を起こすことになります。

 

吸入ステロイド薬は発作を止める薬ではありませんから、発作をしずめることはできません。気管支拡張薬を吸入しなければなりません。気管支拡張薬が効かなければ、再びつらい思いをしなければなりません。

 

 

吸入法のチェックも必要です

いったん吸人ステロイド薬を使うと、「くせになるのではないか」と心配する人もいますが、吸入ステロイド薬では依存性の心配はないとされています。

 

むしろ、炎症をそのままにして、発作のたびに気管支拡張薬を使っているほうが、気道粘膜を過敏にして薬を効きにくくしてしまいます。

 

 

薬を使いはじめたら、まず医師の指示を守り、しっかり続けることが大切です。喘息日記などにピークフロー値とともに記録をとるのもよい方法です。こうすると、吸入のし忘れを防げますし、薬が効いてきている状態を把握することもできます。

 

使い続けても発作の同数が減らなかったり、ピークフロー値がよくならないときには、薬の量が適切かどうか医師に検討してもらうことも必要です。吸入回数や吸入量が守られているか、あるいはきちんとした吸人ができているか、などもチェックします。

 

 

吸入後はしつかりうがいをして副作用を防ぎましょう

吸入ステロイド薬では全身的な副作用は心配ありませんが、口やのどに副作用が現れることがあります。

 

代表的なのは口腔・咽頭カンジダ症です。口やのどに付着した成分のために、カンジダが発生して口や舌に白い斑点ができることがあります。

 

また、口の中や舌が荒れる人もいます。一時的に声がかれたり、吸入時の刺激でせき込んだり、むせやすくなる人もいます。これらの副作用は、ラージスペーサーではあまり起こりません。パウダー式の場合は起こる可能性があります。

 

しかし、これも吸入後にしっかりうがいをすれば、ほぼ完全に防ぐことができます。すすぎも卜分にしましょう。心配な場合は、うがい薬を処方してもらってもよいでしょう。あるいは歯みがきの前に吸入するというのも、薬を残さない方法としてよいかもしれません。

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