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アトピー性皮膚炎は全身の皮膚の観察と問診が診断材料の中心です

アトピー性皮膚炎は、ほかの皮膚病と間違えられることかありますが、経験を積んだ皮膚科医であれは、全身の皮膚の状態を観察し、これまでの患者さんのようすを問診すると、それだけでアトピー性皮膚炎かどうかの判断かつきます。

 

診断の手がかりに役立つ情報としては、だいたい次のような項目かあります。いきなり質問されても答えにくい場合は、前もって簡単なメモをとっておくとよいでしょう。メモしないまでも、あらかじめ要点を整理しておくと、スムーズに答えられるでしょう。

  • はじめて気づいたのはいつごろで、どんな症状がどこに出たか
  • 現在気になる症状、かゆみの有無とその程度
  • どんなときに悪くなるか(温度、季節など)
  • どんなことをしたときに症状が出たか、あるいは心当たりがないのに出たか
  • 既往歴(これまでにかかった病気や気になる症状。気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、じんま疹など)
  • 家族歴(父母、兄弟姉妹、祖父母、おじ、おば、いとこを含めて血縁にアレルギー性の病気の人がいるかどうか。気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎)
  • 別の医師にかかったことがある場合は、そのときの診断、治療の期間、薬など

 

 

血液検査や皮膚テストなどで、アレルギーをチェックします

アトピー性皮膚炎では、アレルギーについて詳しく調べたり、治療の方針を立てるうえで参考とするために、いくつかの検査を行うことがあります。

 

血液検査の数値は検査機関によって誤差があり、検査値は参考材料にすぎません。患者さんに起こっている症状そのものが、もっとも重要な情報源です。

 

血清総IgE値=RIST(リスト)法

IgEを調べると、患者さんの抗原抗体反応の程度がわかります。ふつう、総IgE値はだいたい100〜200単位以下です。300単位を超えると、アトピー素因をもっている可能性が大きいです。ただ、500単位を超えたら非常に多いかというと、そんなことはありません。1000単位から10000単位はしばしばみられ、50000単位といった例もあります。

 

また、数値の高さがアトピー性皮膚炎の重症度を示すものではありません。あくまでアレルギー反応を起こしやすい素地があるだけで、症状が起こらないこともあります。反対に低くても重症のこともあります。数字自体も、同じ人で変化します。

 

好酸球

湿疹などで炎症か起こっていると、アトピー性皮膚炎でなくても、好酸球の割合が増えてきます。基準値は5〜10パーセント以下ですが、20〜30パーセントを超える人もいます。炎症がひどいときは数値が上がり、症状がよくなると正常値に近づきます。

 

血清総IgG値

アトピー性皮膚炎ではIgG値が高くなっている例も多く見られるため、参考までに調べることがあります。

 

特異IgE抗体=RAST(ラスト)法

IgE抗体はひとつひとつのアレルゲンに対して特定のものが出来るため、疑わしいアレルゲンの候補と血清を突き合わせることで、アレルゲンを起こす可能性のある物質を絞り込むことができます。これを特異IgE抗体検査といいます。大人のアトピー性皮膚炎では、多くの人かダニやハウスダストに陽性と出ます。

 

スクラッチテスト

即時型アレルギー反応のアレルゲンを調べる検査です。腕の内側の皮膚に針先で5ミリほどのひっかき傷をつけ、アレルゲン液を落として15分後に赤くなっていないか、かゆくないか、反応を見ます。どんなアレルゲンに反応する抗体かあるかを調べられます。

 

パッチテスト

遅延型アレルギー反応を調べる検査です。これで陽性と出た物質は、皮膚炎を起こす原因である可能性が非常に高いといえます。アレルゲンエキスや原因と思われる物質を湿らせた布を上腕の内側の皮膚に貼りつけ、2〜3日後に反応を見ます。4〜5種類だと上腕、多い場合は背中なとに貼りつけます。

 

たとえば、化粧品かぶれなどを起こしている可能性かある場合は、その化粧品をパッチテストして、原因物質かどうかを確認することができます。

 

光線照射テスト

大人のアトピー性皮膚炎で顔が赤くなり治りにくい場合は、光線過敏症の可能性があります。一定量の紫外線を当ててみて、どの程度赤くなるか、かゆみか出るかを調べます。

 

使用テスト

湿疹の誘因になる成分の有無を調べるために、約1週間使ってみます。赤く腫れてくるときは中正します。その後、症状がよくなれは、試した品に炎症の誘因かあると推測します。

 

 

アトピー性皮膚炎の診察の受け方のコツ

治療がはじまったら、ます大切な診察日を守ることです。仕事などの都合で診祭を受けられないときは、できるだけ、予約日の前後に診察を受けます。それというのも、医師は次の診察日までに症状をどのくらい改善できるか、だいたいの目標を立てて薬の処方を決めるからてす。次の診察日は、薬が効いたかどうかを判定する意味があります。

 

とくに強いステロイド外用薬を使っている場合は、弱い薬へ切り替えるタイミングをはかる必要があります。その意味でも予約した日はできるかぎり守って受診してください。

 

もちろん、決められた診察日の前でも、症状が悪化したときには、ひどくならないうちに診察を受けます。診察のときには、悪化の原因で思い当たることなどを伝えます。急にいつもと違うことをした場合は、いつ、どんなことをして、どんな経過をたどったかを伝えてください。

 

症状が出てから思い出すのは、だれでもなかなか困難です。治療をけじめたら、簡単な日記メモのようなものをつけると、症状のあらわれ方と生活や薬との関連か見えてきます。

 

 

化粧はせず、着脱しやすい服装で受診しましょう

診察を受けるときは、使っている化粧品や薬なども見せてください。患者さんのなかには、湿疹のある部分だけ化粧をしないでくる人かいます。医師はほかの部分の皮膚と見比べて観祭するので、全体の化粧を落としてください。

 

顔や首だけに湿疹かあっても、全身の観察が必要なことが少なくありません。全身の診察を受けられるよう、着脱しやすい服装て受診すると、診察時間を有効に活用できます。

 

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